長らくエンジニアブログの更新が滞っておりましたが、この度、再開させて頂く事になりました。
更新が滞っていた事、お詫び申し上げます。今後は定期的に更新できるよう努めてまいりたく思います。
再開後の今回ですが、「情報セキュリティ対策」をテーマに記事をお届けします。
はじめに
インターネットやデジタル技術の進化により、私たちの生活は便利になりました。しかし、その一方で個人情報や企業の機密情報が狙われる危険も増えています。
企業や個人を狙ったサイバー攻撃、データ漏洩、フィッシング詐欺など、情報セキュリティの脅威は年々増加しています。
そこで今回は、情報セキュリティの基本的な対策について解説します。
情報セキュリティリスクとは?
情報セキュリティリスクとは、個人情報や機密情報が不正アクセスや悪意のある攻撃によって流出、改ざん、破壊される危険性のことを指します。代表的な脅威には以下のようなものがあります。
フィッシング詐欺
偽のメールやウェブサイトを使って個人情報を盗み取る手口。
マルウェア感染
悪意のあるソフトウェア(ウイルス、ランサムウェアなど)に感染し、データを盗まれたりシステムが破壊されたりする。
パスワード漏洩
簡単なパスワードの使用や使い回しによって、不正アクセスのリスクが高まる。
ランサムウェア攻撃
感染したデバイスのデータを暗号化し、復旧のために身代金を要求する攻撃。
Wi-Fi盗聴
公共Wi-Fiを利用することで通信内容が盗み見られる可能性。
QRコード詐欺(クイッシング)
偽のQRコードを用いた詐欺で、悪意のあるサイトに誘導し個人情報を盗む手口。
企業が取るべきセキュリティ対策
企業は、顧客のデータや自社の機密情報を守る責任があります。以下の対策を実施することで、リスクを最小限に抑えることが可能です。
強固なパスワード管理
パスワードはセキュリティの基本です。以下のルールを守ることで、情報漏洩のリスクを減らせます。
・一定数以上の文字、英数字・記号を組み合わせ
・定期的な変更
・使い回しをしない
など
多要素認証(MFA)の導入
多要素認証(MFA)を導入することで、仮にパスワードが漏洩しても不正アクセスを防ぐことができます。
社員のセキュリティ教育
企業のセキュリティ対策の弱点は「人」です。社員がセキュリティ意識を持つことで、フィッシング詐欺や内部不正のリスクを低減できます。
・定期的な研修を実施
・疑わしいメールやリンクを開かないように指導
・情報漏洩の事例を共有し、危機意識を持たせる
最新のソフトウェア・システムを使用する
古いソフトウェアをそのまま使用するのはセキュリティホールを攻撃されるリスクが生じるので、新しいソフトウェアに移行することが肝心です。また、並行してウイルス対策ソフトなどの導入も大事です。
・OSやソフトウェアのアップデートを怠らない
・ウイルス対策ソフトを導入し、定期的にスキャンを実施する
・ファイアウォールや侵入検知システム(IDS/IPS)を利用する
個人ができるセキュリティ対策
企業だけでなく、個人も日常的にセキュリティ意識を持つことが重要です。
安全なパスワードの使用
パスワードは簡単に推測できないものを使用し、複数のサイトで同じものを使い回さないようにしましょう。
不審なメールやリンクを開かない
手口は年々巧妙になっています。メールやSNSで不審なリンクが送られてきた場合は、すぐに開かずに確認しましょう。
セキュアなネットワークの利用
疑わしい公共Wi-Fiは使用しないことが肝要です。
信用できる公共Wi-Fiでも、利用する際は、VPN(仮想プライベートネットワーク)を活用して通信の安全性を確保することが推奨されます。
個人情報、クレジットカート情報などを不用意に登録しない、または、制限する
ECモールなど色々なサイトで個人情報やクレジットカート情報を求められますが、不用意に登録しないことです。特にクレジットカート情報は、本当に登録するか、よく吟味することが大事です。
ソフトウェア更新
使用されているスマホやパソコンのOSやアプリケーションを常に最新の状態に保ち、脆弱性を解消するようにします。
セキュリティソフト導入
セキュリティソフト導入:ウイルス対策ソフトやファイアウォールを導入し、マルウェア感染の防止をはかります。
まとめ
情報セキュリティのリスクは、誰もが直面する可能性のある問題です。
企業・個人ともに、パスワードの管理、ソフトウェアの更新、不審なメールへの注意など、基本的な対策を習慣化することが、被害を防ぐ第一歩になります。
基本的なセキュリティ対策を徹底することで被害を最小限に抑えることができます。
日常のちょっとした意識の変化が、大切な情報を守る力になります。あなた自身や会社を守るために、できることから始めていきましょう!
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