当社では採用は365日24時間行っています。 夜中でも面接をやっているといいうことではなく、それ位常に真剣に人を求めているという意味です。人材の採用は真剣勝負です。
人は商品ではありませんから良い商品だからといって、取っておいて後から使おうという訳にはいきません。 出会った際に採用するか、しないかを決断しなければならないのです。 判断基準は仕事の有無や内容、そして本人の人物評です。 しかし、人物が非常に良ければ仕事や内容が少々異なっていようが、どうしても確保したくなります。 事業はどんな事業であっても人が成長もさせれば衰退もさせるものです。
ソフト会社というのは、技術や知識が重要であることは無論ですがそれ以上に人として社会人として、モラルや働く意義や志を問われているのだと思います。 最近話題になっている「個人情報保護法」ですが、その漏洩例に引用される企業では社員よりも下請けや孫請けの会社の社員が起因したケースが多かったのも頷けるような気がします。 ほんの一部の人がやったことでも全体として見られるのはどこにでもある話です。 技術変化が激しい反面、働く意義や目的が疎かにされ、ソフト会社にも技術者にも技術や知識が偏重され過ぎているように見受けられます。 我々日本人には、古来から働くことに対する道徳観や尊い価値観がありました。 そこにはお金以上に労働を人間昇華の手段として捉える尊い社会観があったように思うのです。 今は何でもお金が優先されてしまい、人の心や善悪が軽視されています。 今こそ何の職業であれ、働く意義や目的を自分自身に問いただす時だと思います。 その意義や目的から自分をそれさないで生きていくことが、非常に大事なのではないでしょうか。
「何の為に働くのか?」 「食べる為に働くのが当たり前」 「いい生活をしたいから」
こんな理由も一理あると思いますが、それだけなら仕事は他に幾らでもあります。 更に 「好きなことをしたい」 「しんどい事はしたくない」 こんな話もありますが、好きなことが仕事になれば恵まれていますが、世の中、多くの人は好きだから今の仕事をやっているという人は少ないと思います。
となると、 「好きでもない仕事+食べる為の仕事」が一般的なのかもしれません。 しかし、ここからが敢えて敢えて私は言いたいのです。 この一般的な例の中にも働く意義や価値が隠されているのだと思うのです。
苦しいことを人の何倍も努力して乗り越える。 好きでもないことを一生懸命に汗して働く。 人の嫌がる仕事をやる。 意味や意義よりも汗する価値を尊ぶ。
こんな中に自分を成長させる「エキス」が大量に含まれていると思うのです。 確かに、その最中は苦しいし。辛いし、逃げ出したくなります。 楽になりたい、うまく避けて通る道はないかと考えたりもします。 しかし、いつだってそんな方法はないのです。 正面から立ち向かっていって、障害を打ち砕くしか前に進む道はないのです。 障害が勝手に退いてくれることはありません。
ここに働く意義、価値が隠されていると思います。 これは知識や思想ではなく、経験=実体験しかないのです。 言い換えると次のようなことなのです。
「自分を一歩成長させる」 「自分のことより人のことが優先」 「求めることより与えることが大事」 「人に優しく接する」 「素直で強い自分になる」 「可能思考で生きる」 「明るくなる」
こんな断片的な部位に表れているように思います。 信じる、信じないは世の常ですが、頭の良い人、技術や知識のある人に限って頭や知識で考えて結論付けるようです。 そんな人はなかなか変わらない人だと思います。 強い生物ではなく、環境に対応できる生物のみが生を受け継ぐことを許されるのです。 二宮尊徳は鍬や鋤一本で貧乏な村や社会を変えました・・・ 上杉鷹山は駕籠の中小さな火鉢の消し炭から大きな改革の火種を移しました・・・ 松下幸之助さんは貧乏と無学と病弱で経営の神様になりました・・・ 吉田松陰は小さな塾から世界を見据えた人物を数多く輩出させました・・・
難しいことよりも簡単でやり続けなければ効果が出ないこともあります。 簡単なことは誰でも見逃しますし、注意を払うことを怠ります。 世の中のビジネスチャンスも同じではないでしょうか・・・
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