先日、4,5年前に台湾へ初めて商用で出掛けた際に、知り合いになった友人が来阪しました。
会社にも来てくれました。
その友人は女性で、しかも中国人です。
有能な女性で、日本とイギリスへの留学経験があり、日本語もかなり本格的に読み書きや
会話が出来ます。
それ以上に本人は英語が得意だそうで、日本語でメールをくれたり、英語でくれたり多彩な
女性です。
中国人なのに台北に住んでいますが、彼女と話していると国際人とはこんな人を指すんだ
ろうと思います。
台湾では割と転職は当たり前のようで、日本人以上に気持ちの割り切りや能力の使い
方が徹しているように思います。
つまり、自分に妥協しない生き方なのです。
ダラダラ生きるような面を感じないのです。
必ず次のステップを持っています。
韓国でもそうですが、台湾の方も多くの人達が英語を話します。
どうしても国内だけではビジネスが大きくならないからなのか、国外に出る人が多いと
思います。
そこへ行くと日本人はなかなか出ない・・・
日本の中で事足りることが多いのか、欲がないのか、危機感が足りないのか、どうもおっ
とりしていて腰が重くて、これでは将来はどうなるんだろうかと心配になります。
むしろ幕末や明治の人達の方が凄かったと思います。
強い危機感を持ち、西洋諸国に追いつこうと必死に頑張った。
今は過去の遺産で食べているように感じます。
これから、世界第3位のGDPもポジションは下がるしかありません。
GDPが全てではありませんが、将来は予想以上に急落すると思います。
人口構成や人口そのものも変化することを考えるとそれが現実だと思います。
国外に出るよりも国外から来る人の増加率が大きくなると思います。
そうなると益々、国外へ出る日本人は減るように感じます。
今回の友人の来日では偶然も重なり、試しに輸入してみることになりました。
正に「人の縁」が元々の発端です。
人との出会いとは結構、偶然で起こることが多いのも私の実感です。
韓国もそうですし、台湾もそうです。
その為にも、若い世代の人達はもっと海外へ出て見聞を広げるべきです。
本コラムの5月号が掲載開始された頃には、私は商用でソウルにいます。
もうソウルは何だかんだと12回目になります・・・
韓国語は話せませんが、空気感には馴染んでしまいました。
歩いていて道を聞かれたりすることもありますし、一人で地下鉄等も乗れます。
訪ねて行ける人達も増えました・・・本当に楽しいし嬉しいことです。
政治の世界と庶民の世界は違います。
価値観やビジネス観は違っていても、皆、親もいれば子供もいる人達です。
そこは同じ人間同士です。
だから、私は国を超えた友情や人間愛を信じています。
これから5年間で、アジアの5ケ国と取引きが出来るようにする計画です。
間違いなくこれからはアジアの時代ですし、もう既に始まっています。
どこもかしこも競争です。その競争がまた大きな刺激を与えてくれます。
5月には、新しい商品を販売するサイトをオープンします。
醗酵茶という聞き慣れないでしょうが、体に良いとされるお茶です。
URLは http://edou.jp です。
是非、ご覧下さい。
それから、私が海外に出掛けるのもいいのですが、そろそろ担当責任者に行かせるように
したいと考えています。
幾ら口でアジアの時代だと言っても、日本人の英語は下手ですし、恥を掻きたくないので、
少しも英語力が身に付きません。
これはもう他のアジア諸国に負けていますから、海外へ出して身を持って吸収して貰う
のが一番です。
その国の言葉を話せなくても英語なら何とかなります。
それに私は新しい国の人達と「縁」を作りたい。
このような事を考えると、現業を余計に疎かにすることなく、しっかりと基盤を固め、次なる
ステップへ進まなければなりません。
つまり、新しいことをするには、その分以上に現業がしっかりとしていないとならないのが
不可欠な条件なのです。
今、このコラムを書いていますが、時刻は午前3時です。
一人で考えると不思議と雑念が消えて考えがまとまるものです。
人生は一度しかありません。
命にスペアもありません。
生きていることは死に一歩ずつ近づいています。
私の人生観の根本はここから出発しています。
悔いなく生きる・・・
それが目標です。
Commenti