メールマガジン Vol.88

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これでいいのかAI(人工知能)
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[IT人材育成のコツについて 啐啄(そったく)の機]

IT人材育成

「啐(そつ)」とは、卵の中の雛が「もうすぐ生まれるよ」と内側から殻をつつく音。 「啄(たく)」とは、そんな卵の変化に気づいた親鳥が、「ここから出てきなさい」と外側から殻をつつく音。啐啄(そったく)の機とは、禅宗で師家と弟子のはたらきが合致することである。殻を破る者と、それを導く者。そんな両者の「啐」と「啄」が同時に行われるというのが師弟の理想であり、この禅語の示すところである。

経営の現場では、経営者や管理者が「育てる」ことに日夜腐心している。例えば、一流の商品に育てる、得意先やパートナーを育てる、そして”人材”を育てる‥‥。

もうすぐ、冬季オリンピックが開催される。フィギュアスケートの選手が演技のためにリンクに滑り出していくとき、コーチと最後の言葉を交わす場面がよくテレビで放映される。 言葉以外にも、手を握ったり、肩をポンポンとたたいたり、背中をどんと押したりする。スポーツの世界以外でももちろんそうなのだろうが、やはり選手にとってコーチや監督の存在は大きい。たとえその選手にどれだけ高い素質があったとしても、それを見抜いて引き伸ばしてくれる師に出会うことができなければ、せっかくの才能も開花せずに蕾のままで終わってしまうかもしれない。

良い師に出会えるかどうか。職場なら良い上司に恵まれるかどうかで、社員の将来が左右されることになる。

経営に携わっている人々の行為は「褒める・叱る・育てる」という言動の連続である。  これらは一朝一夕にできるものではない。それは小刻みな努力の積み重ねである。また単に努力を重ねるだけでもうまくいかない。

 「タイミング」がそれ以上に重要となる。「タイミング」を間違えば蓄積した努力を実らせることができなくなる。

  • 完成した商品を市場に投入するのはいつか、いつであるべきか。
  • 育っているとは言い難い”部下”や”後継者”にいつ権限委譲をするのか。

といったことについての見識を備える義務と責任が経営者や管理者にある。

それはあたかも、優れた大工のもとにたどり着いた木材のようで、匠の手にかかればどのような木材であってもその性質を生かした活用がなされるのと同じである。優れた師とは、どのような弟子であってもそれぞれに応じた正しい道を示すことのできる人物を指すのである。

殻を破る者と、それを導く者。そんな両者の「啐」と「啄」が同時に行われるというのが師弟の理想であり、この禅語の示すところである。

もしも親鳥が、雛が十分に成長する前に外から殻を破ってしまったら……。準備が整う前に外界に出てしまった雛は、はたして無事に成長することができるか。時期尚早とばかりに、過酷な運命が待っているかもしれない。だからと言って、親鳥がいつまでたっても殻をつつくことをしなければ、自分の力で殻を破ることのできないような雛は、なかなか外に出られない。下手をしたら、そのまま殻の中で力尽きてしまうかもしれない。だから理想は、雛と親鳥の殻をつつく「タイミング」がちょうど同じであること。それが『機』=「同時」の意味である。早くもなく、遅くもない。「その時」を逃さず、正しく導く機知に富んだはたらき。それはつまり、親鳥である師が雛である弟子を導くのに、どこでどのようにきっかけを与えるか、そのタイミングを決して間違わない、絶妙の『機』を逃さないという意味になるのである。

世に指導者は星の数ほどいる。そんな指導者にとって、本当に必要な資質とは何だろうか。 技術を教えることができる。知識を教えることができる。もちろんそれらは必要なことである。しかし、もっと大切なのは、教え子があと一歩で殻を破ることができることを見逃さず、どこを破ればいいのかをそっと示して、その成長を促してあげること。そんな人物が、真に優れた指導者なのではないか。それには教え子をよく見る眼が大切で、音なき「啐」を感じ取る知覚が欠かせない。

世の中を見渡してみれば、導く者と成長する者の関係はどこにでも存在する。親と子にはじまり、教師と生徒、コーチと選手、上司と部下。

ITの世界は技術が日進月歩し、ますますそのスビードを上げていくだろう。IT職人の世界は、師弟関係の最たるものである。それら師と弟子の両者が相対する研鑽の場では、厳しく、優しく、時に不器用な師の「啄」が、正しいときに実行されるかどうかが、IT人材育成の要(かなめ)となるコツと考える。


RPAの導入効果

RPA - Robotic Process Automation

昨今の深刻な人手不足や働き方改革を背景に、RPA(Robotic Process Automation)ツールの導入を進める企業が増えていると聞きました。RPAは、特にデータ入力業務など定型作業での導入効果が高く、これまで人の手に頼っていたバックオフィス業務への導入が急速に進んでいるようです。 百聞は一見に如かず、実際にRPAツールを見てみようと、「関西ワークスタイル変革EXPO」(2017年11月15日~17日開催)へ行ってきました。
https://www.office-expo.jp/kansai/sokuho/

展示会場では様々なRPAツールが出展されており、どのブースも大盛況で、注目度の高さを感じました。 私も実際にあるブースのRPAツールのセミナーに参加してデモを体験しました。 PDF化された注文書のデータを受発注システムに自動的に入力していくという内容でしたが、RPAツールに手順を覚えさせる操作も直感的で分かりやすく、プログラムの知識が無くても扱えそうでした。また、画像を認識して切り取って画像ファイル化したり、キーワード等による条件分岐や繰り返し処理などもある為、かなり複雑なこともできそうです。 今までもマウスやキーボードの操作を覚えて実行するようなツールもありましたが、それ以上に高度な判断や処理を実現できることに正直驚きました。

ブースの担当の方の話では、受発注処理や勤務/精算処理など業務システムへの入力やシステム間の連携に導入される事例が多いとのことでしたが、開発業務でも障害管理システムへの入力など定型作業があるので、そういった業務へも応用できそうだと感じました。

RPAツールを導入するにあたっては、業務自動化の範囲を決めたりRPAツールに作業手順を覚え込ませる為に、作業を分析して具体的な手順に落とし込む必要があります。 この作業分析を進めている中で、実は不要な作業が見つかったり、もっと効率的な別の方法が見えてきたりします。RPAツールを実際に導入しなくても、導入を前提とした作業分析を実施するだけでも、業務効率化のヒントが出てきます。 最初からツールに頼るのではなく、現状を分析して知恵を絞って解決を図るということが働き方改革の第一歩ではないでしょうか。


ビジョンマガジンを最後までお読みいただきありがとうございました。これからも、皆様に有益な情報を発信していきますので、今後とも宜しくお願いいたします!


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